栄養学講座Ⅷ
ビタミンCのつづきです。
体内でのビタミンE濃度はほぼ一定に保たれていますが、ビタミンCは多くなったり
急減したりします。
体内で活用される時に、大量に使われる為こうなるのです。
この為、普段から多めにビタミンCを摂取しておく必要があります。
このビタミンCは水道殺菌剤の次亜塩素酸でかなり壊れてしまいます。(欧米の水道殺菌剤
は二酸化塩素なので半分しか壊れないのです)
砂糖を取りすぎるとビタミンCが細胞の中に運ばれにくくなるので、ビタミンCをたくさんとっても
意味がなくなってしまいます。
そして、ビタミンCは肌を白くする事で知られていますが、メラニンが作られる初期の段階を
抑える為です。あと、かちかちになった皮膚の上に直接塗ってもケラチンに邪魔されるので意味
ありません。
しかし、メラニンは紫外線から人体を守る作用があるので色白も考えものです。
ガンにおいては抗酸化作用というのが一番重要になるのですが、抗酸化作用が強いのは
ビタミンA・C・Eであり、これはビタミンC・Eが人間の任脈の生体防御作用と深い関係があります。
さてこのビタミンCは壊血病を予防するものとして「アスコルビン酸」と名付けられたのです。
このビタミンCは水溶性であるから水に溶けやすく、熱・酸素・アルカリに対して弱い。
酸や低温に対してはやや安定であるといわれいます。
細胞と細胞をくっつけているのコラーゲンというものであるがこの合成をやっているのが、
ビタミンCなので、血管・皮膚・粘膜・胃などが強化されるのです。
又、血中コレステロールを減らす働きもあります。
ビタミンCは簡単に言えば、細胞と細胞を求心力によってギュッとひきつけて細胞間の物質
(栄養物、老廃物)伝達を良くする為にあり全体としての統一秩序をつくる使命がある。
これに対して、コレステロールは細胞膜を作り、個の存在を守る作用があります。
個を守る作用(コレステロール)と全体を大切にする作用(ビタミンC)とで体はバランスを
とっているのです。
ビタミンCは成人で一日に50mg必要です。
多く含まれるのは果物、野菜、イモ類で、熱に弱いので新鮮な生の果物・野菜がよい、逆に芋は
中にあるビタミンCが熱に強いので調理しやすいのです。
熱を加えると野菜の中のビタミンCは、ほぼ半分以下に減りますが煮た汁やスープごと飲めば
大丈夫です。
注意として生のニンジン、カボチャ、キュウリなどにはアスコルビナーゼというビタミンCを分解
してしまう酵素が入っているので、これらについては逆に加熱するか酢によってこの酵素の働き
を抑えればよいのです。
これで、ビタミンCは終わります。いったい何回ビタミンCという文字を書いたのだろう・・・
次回は、ビタミンB群です。
2008/5/16