栄養学講座Ⅸ
今、中国・ミャンマーと大変な事態になっており毎日のようにニュースが流れております。
このような惨劇はいつどこで起こるかわからない状態だと思います。
総ての災害に遭われた方に、心よりお見舞い申し上げます。
一刻も早く、安心できる状態へもどられることを願いお祈り申し上げます。
では、今回はビタミンB群です。
ビタミンB1(サイアミン)は、米ぬかから発見されたそうです。
ビタミンB1は糖が分解されてエネルギーに変わる時に酵素を助けて、この働きをほどこします。
従ってこれが不足すると、うまくエネルギーに変わらず疲れやすくなったり、手足の痺れ、むくみ
動悸といった症状が起こります。
ビタミンB1は最も水に溶けやすく、一日の所要量は成人男子0、8~1mg、女子0、7~0、8mgで
日本人は不足しがちなのです。
ビタミンB1が多い食物は、豚肉・胚芽米・全穀粒パン・うなぎ・牛乳・豆類などです。
ニンニク・ニラ・ネギにはアリシンという物質が含まれ、ビタミンB1の吸収を高めます。
逆に貝・鯉・鮒・山菜類にはアノイリナーゼが入っておりビタミンB1を分解する酵素が入って
いるので加熱やアク抜きをして調理をしてください。
そして、ビタミンB1は慢性疲労・ストレスの救世主です。
ストレスにさらされる機会の多い現代人には、特に重要なビタミンです。
糖質は、脳や神経のエネルギー源でもあるため、糖質だけではなくビタミンB1も不足すると、
集中力がなくなったり、イライラが起こったりします。
ビタミンB2(リホブラビン)は糖や脂質、タンパク質を効率よくエネルギーに変えてくれます。
ビタミンB2は、細胞の再生や成長を促進する働きのあるビタミンで、脂質や糖質の代謝にも
関係しています。ビタミンB2が不足すると、脂質がスムーズに代謝されず、エネルギーとして
使われにくくなることで、疲れやだるさ、やる気のなさなどにつながります。
大体のビタミンには、体の働きを効率化するという作用があります。
ビタミンB2は、皮膚・粘膜・髪・爪の成長を促進し、又、胆汁酸やコレステロールの合成解毒作用
にも効きます。なので、不足すれば口・目・皮膚などに炎症があらわれます。
一日の所要量は成人男子1、2~1、4mg、女子1~1、1mgです。
たくさん含まれるものは肉・レバー・魚介類・卵・乳製品・納豆・緑黄色野菜などです。
光に弱いので暗いところにおきましょう。
ビタミンB6(ピドキシン)は、食物の中のタンパク質はいったんアミノ酸に分解され再び人間の体に
あった体タンパク質に合成されるのですが、この体タンパク質の合成をやりやすいように働かせる
作用があります。また、免疫機能を正常に保つ働きもあります。
通常の食事をしてさえいれば、腸の中の細胞がビタミンB6を作り出してくれます。
しかし、ピルとか抗生物質を長期間使っている人・妊婦などは不足する場合あります。
成人必要量は2~4mgで、肉・レバー・魚介類・卵・牛乳・豆類などに多く含まれる。
ビタミンB12(コバラミン)は、葉酸と働きあい赤血球を作るのになくてはならないものです。
色は赤色していて、タンパク質・脂質・核酸の合成を助け、神経の機能を正常にして記憶力・
集中力を高める作用があります。
ビタミンB12が不足すると、だるさやめまい、動悸、手足のしびれといった症状が起こり、
悪性貧血になる恐れがあります。
成人必要量は2~3μgで通常の食事をしていれば大丈夫ですが、ビタミンB12が人体に吸収
されるのには、胃からでるある特殊なタンパク質が必要である為、胃を切除した人は薬剤で補給
しなければなりません。
肉・魚・卵・牛乳などに多く含まれるので、野菜を中心とした菜食主義者は注意が必要な場合も
あります。
日々の生活で、出来れば肉は少なく菜食がいいと思いますが、栄養の面からいっても
ほどほどがいいということですね。(食べ物には感謝をもって食べましょう)
次回は、葉酸・ナイアシン・パントテン酸・ビオチンです。
2008/5/20