自律神経失調症の多くは原因不明であり、生活習慣やストレスなどによって、自律神経のバランスが崩れることによりあらゆる心身の不調が出てきます。
では、自律神経とは何かといわれると、ほとんどの方が知っているお話だと交感神経(緊張)や副交感神経(リラックス)があり、刺激に対して自動的に反応し自分自身の意志とは関係なく、循環器系・呼吸器系・消化器系・体温調節・生殖器系・免疫系などの機能を無意識のうちに調節しています。
この自律神経が乱れる理由の一つとして、最近言われているのがポリヴェーガル(多重迷走神経理論)です。
簡単に言うと、副交感神経(リラックス)の神経は一つではなく、腹側迷走神経と背側迷走神経の2つに分けられ、これに交感神経を加えた3つの神経の働きによって体の調節をおこなっています。
まず理解しなければいけないのは、腹側迷走神経が正常であることが、リラックスできているということ!
例えば、危機的な状況がおこると交感神経が緊張しますが、これらは闘争(戦う)逃走(逃げる)反応が起こり対処しようとします。
ですが、戦うことも逃げることもできない状態になると、背側迷走神経が活発となりフリーズ(何も考えられなくなる)して、さらに深刻となるとシャットダウン(失神や無呼吸など)します。
一度でもこういうことがあると、安心安全にて正常に働く腹側迷走神経は同じような刺激に対して、安心安全でないと判断し、これが人間関係ならば表情がなくなり、相手の表情も読みづらくなり、ネガティブに物事をとらえる(認知のゆがみ)ようになります。
日常生活において、マイナスに刺激の多いニュース(戦争や事件)や人間関係(ハラスメント)など、常に自律神経が緊張してしまうことにさらされています。
このようなことが続くと自律神経失調症がおこり、慢性的な肩コリ・首コリ・頭痛や胃の膨満感やのどの違和感などあらゆる症状が出てきます。
もしメンタル的にやられているならば、カウンセリング(大阪阿倍野まことカウンセリングルーム)をおススメしますが、身体的な症状に悩まされているならば、まずは筋肉の緊張の改善や内臓機能の調節そして深く呼吸ができるようになることが、脱出の早道です。
みこころ整体院では、筋肉に対して気功による経絡調節(気の流れをよくする)、内臓機能ならば内臓整体(内臓マニピュレーション)、そして横隔膜や呼吸金を調整して深い呼吸ができるようになる施術、最後に自律神経に直接アプローチする、クラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)をおこない、正常な自律神経の働きを取り戻す施術をおこなっております。