指の第二関節の側面が痛い(側副靭帯損傷)
こんな患者様が来られました。
指1本だけ、第二関節の側面が痛く、軽くは曲げられるけれど
強く曲げると、引っ張られる感じと共に痛みがあり
朝起きると指がこわばって動かしにくく
どこの病院へ行って検査を受けても「原因不明」と言われ困っています。レントゲンも沢山とりましたが、骨には異常がありませんでした。
その患者様は、6か所ぐらいの病院を回っておられ
リウマチの検査や、ばね指、ドルバゲン等推測診断を元に
ステロイド注射あらゆることをされていました。
特にステロイドの注射はこのケースでは無意味です。
半年間は痛みをごまかせますが、すぐに繰り返し再発します。そして、またステロイド注射を繰り返すと靭帯が弱り、また皮膚も薄くなってあかぎれのような状態になり、今度は皮膚をカバーするのにワセリンなどが必要となります。
では、指の第二関節の側面が痛い(側副靭帯損傷)はどのように
治すのかを書いていきます。
側副靭帯損傷の治し方
指の第二関節の側面が痛い(側副靭帯損傷)ですが、切れていない限り、保存療法しかなのです。
しかし、かっちりした固定はしてはいけません。
可動域を制限した(第二関節付近の靭帯を伸ばさない程度)の
テーピングが一番有効です。
手を使えば使う程、完治が遅くなりますので
制限しつつ、がっつり固定しない方法をとります。
側副靭帯損傷の初期テーピング法
今回は中指の第二関節の側面が痛いケースでご説明します。
まず、人差し指を添え木にし、中指と共に関節の前後2か所を軽くテーピングします。
これを2週間ほど続けていきます。就寝時ははずしてもかまいません。
側副靭帯損傷のテーピング2段階目
2週間ほど続けたら、次のテーピングの巻方に変えていきます。
3本テープを用意し、まずは第二関節の上の部分に1本巻きます。その後、3ミリほどづらして、上下にテーピングをします。
側副靭帯損傷第三段階 リハビリ
準備するもの
ボール2つ(ばけつでもよいが指なので手のひらが入れば充分)
保冷剤・つぎたし湯
タイマー 当音波を発する器具(あればで可)画像のものは美顔器です。
指の第二関節の側面が痛い(側副靭帯損傷)リハビリ方法
温冷交代浴でリハビリしていきます。
42度のお湯と、保冷剤を入れた水に交互に患部をしてしていきます。指の場合、指1本だけするのではなく、手のひら全体で行ってください。
冷水に1分、お湯に2分を4セット以上行いましょう。
必ず、お湯で終了するようにし、最後に軽くグーパー運動をします。
その後、超音波が出る器具をお持ちの場合は
患部に10分以内になるよう刺激を与えていきます。
終わったらテーピングをして終了です。
だいたい、3か月程度で改善がみられます。
詳しい方法や、リハビリの仕方は
みこころ整体院までご来院下さいませ。
早く改善する為の、ご指導と整体を致します。